元町はその日雨だった

あれは9/22だった。MUG全国事務局から珍しく「HWF2005」の募集メールが突然入ってきた。

おりから10/8-9は先約の盛岡MGが三日前にずれこんだばかりで、この日程がたまたま空いたので、(実は家内から奥鬼怒あたりの紅葉狩りをねだられていたのだが、それを振り切って)横浜参加を決めた。

今回の会場が意外に近いところで簡単に日帰りが出来るということと、メンバー表を見たら、40人中11人ほど懐かしい顔が並んでいたからである。もしこのメンバー表の公表がなかったら、妻の紅葉狩りが優先されたかもしれない。

さて当日、大井町から大船行きの京浜東北線にだまって座ったままで「石川町」に行ける。

石川町--何年ぶりだろう。最近だと、次の「山手」で降りて、あと山越えで本牧の三渓園まで二度三度ウォーキングに行ったことはあるが、ここの元町は十年以上ご無沙汰していた。

ということで、当日13時受付開始に、12時過ぎには着いたのだが、久しぶりに元町を歩いてみることにした。案にたがわずのセンスの良さだ。街並みはますますきれいになり、にぎわっている。

横浜は「青」が基調である。湘南にかけて、青と白が基調だ。感心したのは、道路整理のマーキングポストまでがブルーだったことだ。

ご機嫌で歩いていたら、あいにく雨が落ちはじめたので、あわてて今日の会場Lプラザを目指した。

久しぶりの中華街

会場は、受付からして懐かしい顔、顔、顔、、。総勢50人は、一昔前の550人に比べれば、一割に満たないと言うのだが、寂しい感じはしない。新潟のYOKOさんの顔も見える。

さて本番は、小山さんの「本をたくさん売る話」から始まった。相変わらず漫談のうまい人だ。

次々にプログラムが進んで、待望の夜の交流会の時間が来た。中華街は元町以上に久方ぶり。20年ぶりぐらいかも、、。ここがまた元町を上回るにぎやかさ。飯塚氏・雅榮氏と三人でとりあえず街を散策する。歩いている人みんなが楽しげで、もの珍しい。

萬珍樓は美味しかったが、後のほうの料理がイマイチだった。一方、北から南へ順番に三人ずつ舞台へ上がっての「どこの誰、なぜ来たか?」がとても良かった。知らない顔が多いから。司会がお上手。

二次会は失礼して、いったん帰宅。

二日目が凄い

二日目ラストの小塚忠さんの講演が良かった。「メンバーの小塚孝さんのお兄さん」という触れ込みは、はじめは冗談かと思った。

東京ジューキの工業用ミシンの世界一への道という「プロジェクトX」の話は、実は期待していなかったのであるが、話が進むにしたがい、小塚さんの純粋さ、かもめのジョナサン的な生き方がすばらしくて、ビンビン迫ってきた。私は、講演中に早手回しに著書を買いに走った。

打ち上げが良かった。家庭の主婦がやっている店ということで、適当にしゃれていて、適当に美味しいところ。私は、YOKOさんと、いわきの野口さん、東京人材の川上さんの四人席になり、清談風発。

気になったこと

ところで、事例発表の中に少々気になることが一つあった。それは、「エムティーアール」とか「エス14」とか、符号で言う方がおられたことである。「マトリックス/100」とか「サブの14」とか、英語で言ってほしかった。

西式のOA大会では、この「英語で言う」は厳に守られている。「Fドン」は「Fドン」だが、「Eドン」は「エントリー・ドン」だ。「TMドン」は「TMドン」でもいいと思うのだが、、、。

やはり本物のマイツーラーならば、本物らしく、なるべく英語で言うように心がけたいものである。

昨日、浅見さんから、当日の写真がCD付きで送られてきた。シャッターチャンスがうまい。よく撮れている。やはり陽子さんは、ブログでも分かるが、写真が僕なんかよりずっと上手なんだ。○ネタだけじゃない。

ここまで準備されてきたMUG東京ブロック・MUGかながわの皆さん、ご苦労様でした。三浦さんの元町の歴史も良かったヨ! (^_^)

(KK西研究所・所長 西 順一郎)