去年のつづき(^^;;

  「そして来年こそ、S700PDのような速いプリンターに接続可能の超新型デジカメという組み合わせであなたに年賀状をお送りできればと思っている。そのためにも、タヒチみたいなところに撮影に行かなければならない。良いお年を!」マイコラムの原稿を書こうと思って、試みに過去47回の原稿集を振り返ってみたら、昨年の年末は、「今年の年賀状印刷」という題名で、上記のような文面で終わっていた。

で、その後どうしたかというと、年初早々ixy300を秋葉原に売りに行き、代わって同じキャノンのs30という中身充実コンパクトを手に入れた。またプリンターの方は、895PDというカメラダイレクト型の高画質スピードマシンが出たので、それに取り替えた。

普段は、S30で撮ったCFメモリー(コンパクトフラッシュ)をプリンターの差込みに差し替えて、それでニコニコしながら、条件設定を試行錯誤しながら、印画紙に印刷している。安い紙だと、一枚6円ぐらいからある。

ところが、年賀状印刷となるとデザインが入ってくるから、いつものプリントダイレクトではだめで、やはり従来のパソコンドライブに戻らなければならない。

そこで、12/09の日に、毎年お世話になっているN君に来てもらって、IBM1800の中の「デジカメの達人」の中に、四枚ほどデザインを変えて作ってもらった。そのあとの印刷ドンは簡単だ。

一枚足りない!!

 ところが、そうやって印刷を進めるうちに、(しまった、もう一枚足りない!!)ということに気がついた。私がお出しする相手によっては、二人で写ったものと、富士山と、もう一枚、なんとか先日の「ビンタン島」(インドネシア)の風景画がほしい!!しかし、もはや遅い!! N君を捕まえるのは至難の業なのだ。N君には1999年以来、今年で四度目の年賀状を頼りっぱなしだが、そろそろ「四度目の正直」で、自立しなければ男が立たない。

そこで、12/10に早速、浜松町の書店で出たばかりの「デジカメの達人」のマニュアルを買ってきた。これが即手に入ったのはラッキーだ。(^^)\

ところが、読んではみても、なかなか、そうは問屋が卸さない。「一週間で分かる」と書いてあるが、一週間も待っておれないのである。

仕方がない、背に腹は代えられないので、なにぶん時間がないので、これはN君に再び泣き付くより仕方がないか、と昨日午前中にお願いしようとしたら、「いいえ、これからドコソコで寄り合いがある」と例によって、べらぼうに忙しい人なのだ。

独力のトライ

 仕方なくなく、誰に頼ることもできず、独力でもうちょっとやってみるか、と夕方から再びチャレンジ。ああでもない、こうでもない、といろいろ四苦八苦するうち、ついに分かってきた!! そうか、こういう風にすればいいのか。まず目指す写真を、イメージエディターに持ってこなければならない。下手にイメージエディターで写真を開くと、あれ?? N君がせっかく作ってくれた一連のレイヤーがどこかへ行ってしまう!!

なんとしても、N君システムの中に、目指す「ビンタン島」の写真を新たなレイヤーとして、追加しなければならないのだ。これが昨夜からチャレンジしているのだが、ちっとも成功しないのだ。

しかし、ついにやった!! N君のレイヤー群のなかに、新たにレイヤーの追加ができた。

最後に、N君は、なぜか写真をリサイズして、小さくするのだが、それはしなくても何とか収められるのでは、と横着を決め込んでやってみると、やっぱり駄目。画面が大きすぎて、はがきに入りきれない。なるほど、やっぱりリサイズは必要なのか、とその方も研究。もう時間がないので、何も考えずに、彼がやった「640*480」でとりあえず真似してみる。成功!!

最後に、もう時間切れであきらめるかと思った写真説明「ビンタン島にて」の文字レイヤー追加だが、ややあって、これもついに成功した。

おっと、上書き保存。この程度なら、僕でも分かる。

そして印刷

 ようようのことで何とかできたレイヤーの追加だが、後の印刷は平坦な道だ。
今年の895PDは、N君も驚く印刷の速さ。あっと言う間に200枚の印刷が終わって、食後はオモテのラベル貼りまで出来た。肝心なことは、過去四年間、すべておんぶに抱っこでN君に頼りきってきたのが、そういつまでもそれでは行かないよ、そろそろ「デジカメの達人」ぐらい、自立しないと、、、という気になって、何とか今回低空飛行ですり抜けられたこと。

まだまだマスターしたわけではないが、これまでずっと逃げ回ってきたパソコン経由の画像処理に、ちょこっとばかり希望が出てきた年の瀬です。皆様、良いお年を!!

(KK西研究所・所長 西 順一郎)