あのインターネット嫌いが

さる3/21に一冊目のブログの本を買って、翌日二冊目の『超図解・ウェブログで作るホームページ入門』(X-Media社)を買い、それを見ながらヨチヨチと独力で「MG日記」を開設したのが3/24。以来、一ヵ月半がたった。その間、何が変わったのか?

前月も書いたように、ブログの波は確かに革命だと思って、本も次々に十冊ほど買った。4/14には、大宮まで富士通の「ココログ入門教室」を受けに行ってみた。

結果は、遅々として大して腕は上がっていない。しかし、何かが大きく変わった。何が変わったのか? それは、私の長年の「インターネット嫌い」がようやく払拭されたのである。

徳島MG主催者の川人洋一税理士から、「西さんのインターネットに対する哲学が聞きたい」と二年ほど前に言われたものだが、とにかくインターネットが好きではないのだから、哲学も何も言うことはこれっぽちもなかった。

たとえば、西研のHPも作ったが、これは日光の人ともう一人大阪のMさんに半ば強制されて、仕方なしに作ったのである。確かにインターネット経由で、MGの申し込みや、資料請求もそこそこあったが、当方がしぶしぶなのだから、爆発もしない。

それが、ブログ以来、大いに変わったのである。では、そんなにすごいブログができたのか? とんでもない。できないことを列挙したほうが早い。

まず、写真のアップができない。RSSができない。トラックバックができない。Nif-Xの設定ができない。ランキング設定ができない。ココログのアクセス解析だけは、簡単なところだけはできる。

もちろん、自分のブログの日記書きだけはできる。

タヒチ・ブログ

ある日のこと、自分のブログにトラックバックが付いていた(珍しい!!)。手繰っていくと、三月末に「ブログの本」を数冊紹介した中で、『ブログ・ビジネス』(ラトルズ社)の著者M氏が、トラックバックしてくれたのだった。

彼のブログの中に「タヒチ・フリーク」みたいな人が友達リストに入っていて、それを見に行くと、そこにさらに「maimitiさんのタヒチ*ライフ」というのが掲げられていた。タヒチ・フリークとタヒチ生活者とでは段違いであるから、即見に行ってみると、これがまた素敵なブログである。

フランス人の旦那と結婚していた池袋出身の若い女性が、フランスで生活するうち、旦那さんがタヒチの中学高校勤務を希望し、認められて、2004年の九月にタヒチに転勤する。で、多分パペエテに生活しながら、向こうでの日常生活を見事な写真入りで毎日アップしてくれるのである。即私は「お気に入り」に登録して、時々覗きに行くのを楽しみにしている。もちろん、コメントも付けたければ簡単に付けられる。

※この画像をクリックしていただくと、私のブログに直行します。

アマゾン・ドットコム

私は、長いことインターネットには抵抗があった。特に、インターネットで買い物をするなんてとんでもない、気が知れないと思って、誰もがやる「アマゾン」でさえも、買うんだったら大きな本屋で、直接実物を手にとって買わないと、と思っていた。

昨年の12/14-15(火水)、MUG秋田が秋田MGをやってくれた。前の晩、MUGの長谷川会長と東海林一義君が、地鶏の名物料理に招いてくれた帰り、運動のために秋田駅から三井アーバンまで歩いて帰ることにした。

と、進行左側に大きな楽器屋がある。入って、ブックコーナーを見ていると、「漫画音楽家ストーリー」全八冊がある。伝記をマンガで読むのは、特に物理学者でよくやる手だが、僕はクラシックが弱いので、バッハから始まるこのマンガ集は、特にうちの孫娘に喜ばれそうだと直感した。

ところが、バッハ、モーツァルト、ベートーベン以下延々と何冊もあると、いったいどれを買うのが一番良いのか、大いに迷った挙句、「時間です」ということになって、結局決断が付かず、店を出てきてしまった。さぁそれから、気になること気になること。で、結局帰ってきてから、アマゾンにアクセスして、二冊また二冊と次々発注した。

僕の目論見は大いに当たり、孫娘は、何はおいても一生懸命読んでくれる。特にバッハが一番のお気に入りなのか、これを開いていることが多い。ちゃんとした校閲者がいるのだが、漫画家によって当たり外れがある。ベートーベンはうまく描けてないように思う。

このほかにもNif-Xへの移行、たびたびの航空券予約などがあって、ついにインターネット・アレルギーが取れたというわけだ。

今朝も、以前はめったに押すことのなかったをいそいそと押している自分がいたりして、、。(^^;;

(KK西研究所・所長 西 順一郎)