初めてのICレコーダー

 昨日7/19-20土日の「MG学会&マイツール研究会」が終わった。初日の佐々木俊雄氏の「私とTOC」ほか二人の方のお話を、二ヶ月前に買ったばかりのまだ新しいO社のLS-10で録音した。実は、この日の三人の講演を録音するために、前の晩21時になってから、すぐ近くのY電機(22時まで営業)に走っていって、2GのSDカードを3000円で買ってきたのだった。

従来は、佐世保の吉原氏が録音担当を勤めてくれるので、私もソニーのMDレコーダー「MZ-B50」を預けて採ってもらうのが恒例であったが、ハワイアンの練習録音機をMDからICレコーダーに五月半ばに乗りかえたのだ。

ICレコーダーを買うのは初めてだった。初めてだから、散々価格コムやヨドカメのネットで調べたりした。最後は近くのY電機の売り場に実物を調べに行ったところ、このO社のLSがデザインがよく、手触りがさらによく出来ていたので、よしこれなら大丈夫だと思って、即ヨドカメ・ネットに注文したのだ。

こうしてハワイアンの練習に持って行くようになったが、どうもおかしい。録音再生とも音量がとても小さいのだ。これはしまったなとは思ったものの、安い買い物ではなかったから、せめてイヤホンで救えないかと、もう少しましなのに取り替えることにした。

イヤホンを替える

 今年も、六月末の志賀島MGスーパーシニア(STRAC2講座)は例年のとおり台風の気配が濃厚だった。一週間前にフィリピン沖に発生したあたりから計算して、丁度6/26ごろ博多に来そうだ。早々と当日の飛行機をキャンセルし、前日の6/25にのぞみで博多入りすることにする。(実際には、この読みは見事に外れて、台風は上海に行き、その後温帯低気圧に変わってしまった。)おかげで、6/26は一日博多でヒマ。幸い、駅前にヨドカメのでかい店があるので、そこへイヤホンを探しに行ったところ、博多というのに品数がありすぎて、とても決まらない。結果的に、オーディオテクニカの3300円のが2200円ちょっとで安売りしていたので、それを薦められて買った。

これが当たりで、今まで左の耳に強く押し付けないとよく聞こえなかったのが、押し付けなくてもちゃんと聞こえるようになり、すっきりした。

ハワイアンの練習のほうは、この改善でなんとか40点ぐらいにはなったのだが、「講演」録音のほうは、翌日家で再生してみたら、これがまったく駄目。零点。まるで蚊の鳴くような音量でしか入ってない。自分でも、他人にも聞かせられない。

あの秋葉原で売る

 この講演録音の失敗が引き金になって、どうしようかと悩んだときに、ふと(あ、そうだ。秋葉原で売り払えばよい!)と気が付いた。今日の16時すぎに気が付いて、ばたばたとケースから付属品までを全部取り揃え、17時に家を出た。あの店は、朝10時開店だから、夕方はやっているだろうと急ぎ足で持っていったら、1727には24000円あまりの見積もりがもらえた。あとは検品に30分ほど待たされる。

二ヶ月前に買ったばかりとは言うものの、予想より良い値が出てきたので、この待ち時間にヨドカメ秋葉原店に走っていって、かねて第一候補にしていたTEACのDR-1を迷わず買った。実は、他のケンウッドか何かのをヨドカメでは第一位に押していたが、私は自分のイメージを大切にして、DR-1を譲らなかった。

浜勝で

 約束の18時過ぎ、店にとって返すと、金額は先ほどのまま満額だった。買い取り店のおめがねに叶ったわけだ。ポイントも少しはあったので、結局この乗りかえは、わずか3200円の出費で済んだ。気をよくしてお祝いに、ヨドカメ8Fの浜勝で夕食だ。今日はいつもより少し弾もう。店は案外空いていた。いつものカウンターでなく、壁際を指定して、ゆっくりとトリセツを読み始めた。

家に帰って、価格コムであらためて調べてみると、なんとこのDR-1は、ICレコーダー売れ筋ランキング第二位(PCMでは第一位)となっている。製造機番40807。結構売れている。フル充電して、簡単に録音・再生してみたら、思ったとおりなかなか感度が良い。(イヤホンも良くなったことだし、、。)

唯一、LS-10で採ったハワイアンの録音SDはそのままでは認識してくれなかったが、それはまぁそれとして、次回からは幅広く活躍してくれそうだ。

(KK西研究所・所長 西 順一郎)