連休に奄美へ五日間いくのに、北杜夫の『どくとるマンボウ回想記』(日経文芸文庫)と、IBCパブリッシングの「ラダーシリーズ」から『Roman Holiday』の二冊を買った。
北杜夫から先に読んだが、本当に面白かったのは、ローマの休日の方。面白くて、易しくて、ある意味 優越感も少し感じられて、、。なるほど、英語ではこう言うか、こう来るかと、それがとても勉強になる。
「ローマの休日」は、以前、ちゃんとしたシナリオ対訳を買ってあったのだが、結局読んでない。 しかし、今回の「英検三級程度、1300語以内、900円」という本作りは、まさに私の今の英語力にぴったりというか、辞書を引かなくても、すらすらに近く読める。筋は分かっているし、、。
たとえば、同じ英語でも、やけに格式ばった時にはどういうか、まったく日常語でしゃべるときには、、、というのが、今までの受験英語では経験したことがないが、なるほどなぁという調子で、とにかく易しい、俺でも読める、楽しめるという驚きの一冊。 この次は何を読もうかと今から楽しみにしている。
(KK西研究所・所長 西 順一郎)