またまたCFのはなし

このところ、私の[マイコラム]は、毎号毎号キャッシュフローの話ばかりで 恐縮ですが、
しばらく我慢して、お付き合い下さい。今が、新しいものの創造の 時期に当たるもので、、、。これはきっと皆様のお役に立ちますからね。(^^;;

さて、前号は、5/01にオークビレッジで、新しい[キャッシュF]の発見 があったことを
述べたが、その後起こったことは、わたしも考え続けてはいたが、 5/13、奥飛騨の
上さんから、STRAC図そのままでありながら、キャッシ ュF、キャッシュGの両方を
見事に説明する、実に巧妙な[キャッシュフローS TRAC図]がメールで送られてきた。

>> 1 #奥飛騨(^_^) RXA01005 99/05/13 14:06
>> 題名:RE^79:CF-STRAC表の作り方

では、リクエストにお答えして。(^_^)

CF-STRAC[1]

CF-STRAC[1]

>>      上 宏一(^_^)(RXA01005) 99/05/13(木)

これに私が、左右に枝葉を付け、SIMドンの形に仕上げたものが、点塾で発 行する
MGの第六表の裏面に印刷されて、かなり誰にでも分かりやすい形で提供 されている。
(1999.0601版)

電子メール時代のソフト開発

ところで、上記SIMドンは、佐世保の吉原氏の手によって、次から次にバー ジョンアップされ、簡単に前繰り・次繰りのキャッシュポジションのわかるSI Mドンにまで仕上がった。

この、目を見張るようなスピード開発は、マイツール の使用は勿論だが、何といっても電子メールの利用のおかげだった。わたしも初 めて[MIMEメール]などを本気で習った。(^^;;

誰でもが、簡単に「キャッシュG」(営業キャッシュフロー)を理解し、その 達成のためには何個売らねばならないか、”損益分岐数量”ならぬ”収支分岐数 量”が算出できる。
今までになかった「キャッシュF」の概念も含まれていると いう画期的な図表である。

なお、この上さん・吉原さんのプッシュ、ご協力のおかげで、問題が残ってい た、第六表A面の[小川会計版・キャッシュフロー表]も、特別損益処理とか、 課税などがきれいに
SIMドンできる形に完成した。
これら表裏のニューバージョンが、点塾から第六表V.3として頒布される日が待ち遠しい。(^^)v

アルスMG

6/19-20の二日間、大阪堺市のアルスコーポレーションで、8卓48人 のアルスMGが行なわれた。

二日目の講義は、いま話題のキャッシュフローSTRAC。これは期待されて いることでもあり、慎重に準備をして、講義に臨んだ。

事前に、同社の滝川社長から今期の経営計画書をお借りして目を通したところ、 「売掛金の回収プロジェクト」のことが触れられていたので、なるほど、今や時 代の要求は、単なるSTRACでなく、CF-STRACが求められ、利益Gか らキャッシュGの方へ移りつつあるのだと言うことが、ひしひしと体感された。

終了後の滝川社長の感想文。

「CF-STRAC図による説明は、たいへん理解しやすかったと思います。よ り理解を深めるための勉強を続けたいと思います。」

同社経理担当・今田主任の感想文。

「キャッシュGの話は、面白かったです。ただ、だから、どうしたら利益が上が るのかというところまで突っ込んで欲しかったです。それと、キャッシュGによ って、資金の手当をしてるんですよ、という話もです。」

最後に、福井のときわガーデン専務の吉田恵子さんのもの。

「良かったです。MGルームなどで見ていたときにはチンプンカンプンでしたが、 今日、表の成り立ちがわかり、感動しました。記号の説明はあくまで簡単で分か りやすく、やっぱりMGは凄い、と思います。これなら私でも出来そうです。」

ね、あなたもこれからは、「Gアップ経営」ではなくて、「キャッシュGアッ プ経営」ですよ。利益目標からCG目標に変わります。その方が、幅も広がるん です。安全経営にもなるし、、、。

それにしても、四国の川上先生、名古屋の横田さん、小野先生ら先人の努力が 今実りますね。

(KK西研究所・所長 西 順一郎)