よく「表計算ソフト」と混同されるが、「ワープロ感覚のデータベース言語」。
1978年から横浜の望月宏氏(当時日銀)が開発をはじめ、翌79年、房総館山市の長谷川郁祐氏(三和仏商社長)が開発に合流。80年にソードから「PIPS」という名称で発売された。
基本は表ではなく、「1行1データ」の集合であり、かつてのホールソートパンチカードシステムシステムのカードを、一行ごと横長に表現したものを思えばよい。よって、ソート、サーチやクロス集計が簡単なだけでなく、マクロプログラミングもやさしい。
小は日程管理・住所管理から、大は財務会計・経営管理まで可能。互換性を重視し、10年前~15年前のデータでも、過去のフロッピーから引き出して再利用可能。グラフ化も簡単。
最近は、代表的表計算ソフト「エクセル」とのデータのやりとりも簡単になった。
マイツールの知的所有権はリコー。現在はフリーウェア。